Blogブログ

《こんにゃくイトウ》の居心地ブログ

  • HOME
  • ブログ
  • 《こんにゃく伊藤》の居心地ブログ【8】~髪結いの役割~

《こんにゃく伊藤》の居心地ブログ【8】~髪結いの役割~

私の実家は、福島にある小さな理容店です。
祖母の代から始まって、
母、姉の3代続くいわゆる《床屋さん》です。

なぜ理容店のことを《床屋》というのでしょうか??

余談ですが、
私はホントにこういう話が好きで、
歴史とか由来とか、いろいろ調べて考察にふけることがよくあります。
やはり美容に関することがメインなんですが、
『《美しい》と《綺麗》の違いはなんだ?
 同じ意味でも、違いが無ければ言葉は生まれないのではないか?』
『鏡とは古代より人にどのような影響を与えてきたのか?
 人は鏡にどんな意味、思いを持っていたのか?』
などなど。

あー。今日も寝れなくなるだろうなー。

そんなことを考えると、
なんとなく自分がこれを生業にしている意味や
《ルーツ》みたいなものが知れる気がするんです。

自分のことを一番知らないのは、自分

そう思ってのこと、なのかもしれません。

早く床屋の話をしろ!

江戸時代、理容業の方々を
【髪結い】と呼んでいました。
当時の髪結いさんたちは
竹や木の板を組んで、移動式の屋台?みたいな
簡易的なお店で仕事をします。
その仮設店舗みたいなものを、
当時は【床店】と呼んでいました。
この【床店】の業種はいろいろあって、
薪を売ってたり、野菜売ってたり、占いしてたり。
江戸時代は着物を着て、髪を結う方がほとんどですので、
髪結いの【床店】も多く、
そこに屋号がついて

【床屋】

になったと言われています。
※所説あり

【床屋】には
髪を結う目的の他に、
《情報収集の場》としても利用されていたそうです。
当時、髪を結う頻度は
大体4~5日に一度。
毎日多くの方で賑わっていたそうです。
お侍さんや商売をしている方、
農家の方からお医者さんまで。
多種多様な方々が、いらっしゃっていました。

人が多く集まる場所には
情報も多く集まります。

当時の【床屋】では
社交場、情報交換の場、としての役割もあったそうです。

さて、ここからは私の考察です。
情報というのは、必ず損得勘定が付きまとうものです。
『これを教えたら、こいつが得をしちまうんじゃねーか!』
『これを教えても、俺に何の得もねーじゃねーか!』
『この情報が欲しければ、金をよこしな!』
当然、《腹の探り合い》が起こるわけです。
現代の異業種交流会でも、取引先とのお酒の場でも、
日常茶飯事にあることです。

人間ですから、

《裏》と《表》

《本音》と《タテマエ》

交差するわけですね。

ウソの情報もあるかもしれないということです。

だとすればなぜ、
【床屋】は【情報交換の場】として

利用価値があると認知されてきたのでしょうか?

私はタレントさんのヘアメイクの仕事で、
よくテレビ局に行くことがありました。
収録現場にはいろいろな方がいらっしゃいます。
番組プロデューサーさんやADさんや衣装さんや
カメラマンさんや大道具さんや照明さんや・・・。
そういった現場では、
必ずケータリングが用意されています。
収録の合間、
番組スタッフさんも、出演者さんも
みんなで休める
休息の場です。
その場所で皆さんは

雑談をします。

その雑談の中から次の収録のアイデアが生まれたり、
面白いタレントさんの情報が入ったりするそうです。

ドラマや映画を見ても、
重要なシーンに限って、
《雑談の場》が多いように思います。
主人公と会社の社長が
屋上で缶コーヒーを飲みながら、
雑談をしながら本音を語り合う。
喫煙ルームでお互いが本音を語り、
物語が進んでいく。
つまり、

落ち着いて雑談できる場所というのは、
気持ちがほぐれやすい。

本音が出やすいのかもしれません。

当時の【床屋】も現代の【美容室】でも、
髪を整えると、身体的、心理的にリラックスするものです。
しかしそれだけではダメなのでしょう。

ちょっとした話ができる空間じゃないと。

美容室《居心地》のルーツはそうかもしれません。
タテマエではなく、本音を言える場所。
本当の【自分】で居られる場所。
それを提供したい。
ブログ書いてると、
また一つ
【私】が分かった気がします。

大岡山 美容室 居心地 参謀美容師イトウ ヘア メイク エステ 脱毛 ポートレート

  • コメント ( 0 )

  • トラックバックは利用できません。

  1. この記事へのコメントはありません。

関連記事